ペットがペットロスにかかった時に、飼い主さんと遺されたペットが共に出来ること

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Pet LIVES さんというネットで配信される記事の中に

ペットが抱くペットロスに関しての記事がありました

 

犬猫も、同居ペットが亡くなったら「ペットロス」になることも。その症状とは?
(Pet LIVES)

 

わたしも一瞬、えっ?

と思いましたが

飼い主を亡くしたペットが

その後元気を無くしていく・・・

というお話もよく聞く事を考えると

ペットが同じペット仲間に対して

何らかの喪失の想いを抱くことは

十分に考えられることです

 

そこまで考えられていなかったことに
わたし自身、反省をしました

 

この記事では

ペットのペットロスが起こるケースとして

多頭飼いなどをしている中で

そのうちの一頭が亡くなり

元気無くす例が紹介されています

 

特にイヌは

群れで生息する習性を祖先に持つことや

また人間という異なる種と感情を共有し

共生する能力を身に付けていることなども考えると

同じペット仲間が亡くなることに対しても

ヒトと同じように喪失の想いを強く抱く可能性は

十分に考えらますね

 

また記事の中では

”ペットロスのダメージ対策”という項目があり

ペットロスになってしまったペットに対しては

ペットの気持ちを理解する技術のある人に相談することや

ヒーリングや、レメディやハーブなど

代替療法を取り入れることなどが紹介されています

 

なるほど、と思いました

 

ただ、わたしは、グリーフに関わる立場から

別のケアの仕方もあるのではないかとも思いました

 

それは、遺されたペットと飼い主さんが

想いを分かち合う時間をしっかりと持つことです

 

悲しいね

寂しいね

辛いね

シンドイね

わたしも寂しいよ

君ももっとずっと、あの子と一緒に居たかったよね…

 

遺されたペットの背中や頭をゆっくりと撫でてあげながら
時にには抱きかかえ、目を合わせて

そうした想いを伝え合う

 

遺されたペットだけでなく、飼い主さんも

そうした時間を共有しながら

大切な存在の喪失を受け入れていくための時間を持つ

 

そうしたプロセスが

ペットのペットロスにも

必要なのではないかと

思うのです

 

実際こうしたことに効果があるのか

わたしはそうした場に出会わせたことがないため

正直判りません

 

ただ、ヒトのグリーフケアでは

残された家族や、その人を知る者同士が集まり

思い出話や各々の想いに触れることが

その死の受容に繋がることが分かっています

 

そうしたこと、時間が

残された飼い主さんと

遺されたペットとの間にあっても

よいはずです

 

そうしたペットとの対話と触れ合いの中で

悲しみや苦しみ、辛さやしんどさといったものが

浄化されていくことを

わたしは信じたいと思っています

 

by 管理人